はじめまして、やまうちマッサージ鍼灸院の山内です。
この症例ブログでは、当院のマッサージ・あんま・指圧で改善された方を、具体的な症例とともにご紹介しております。

今回は、当院で一番多い症例である「自律神経失調症」です。

●来院された方：堺市北区在住・４０代・女性
●主な症状：自律神経失調症、肩コリ、首コリ、背中痛

３年前から、自宅でのリモートワークで１日中パソコンと向き合う生活を送っている。
元から肩コリを持っていたが、リモートワークを始めてから２年経った頃、仕事中に胸が詰まるような感じになる。
その感じは、パソコンから離れて休んでいると収まるので、病院などには行かなかった。

それから１年近く後に、息苦しさに加えて肩・首・背中が重だるくなり、何かが乗っかっている感じが抜けきらない。
ひと休みしても、息苦しさも重だるさもなかなか収まらず、仕事に集中できない日が多くなった。
よほどの事では会社を休まなかったが、最近は会社を休みがちになっている。

これ以上、会社を休みたくないと悩んでいたところ、キープしていた当院のチラシを見て思い出し、来院。

初来院時のカウンセリングでお聞きしたお悩みポイントはこちらです。

週に２回のペースで通院。
上半身を中心に施術し、背面のこわばりグセを解消することに注力。
この方、今までマッサージ店などに行った事がなかった様で、施術中ずっと「自分の体、こんなにゴリゴリって知らんかった」と驚かれていた。
一緒に頑張り続ければ必ず良くなる、と鼓舞しつつ、指圧３割・マッサージとあんま７割の割合で施術。

マッサージが初めてとの事だったが、痛い・くすぐったいといった訴えはほとんど無く、当院の施術への抵抗感もない様子。
ご本人は全く意識していなかったようだが、右側の胃のツボを指圧時に「気持ちいい」との感想をいただく。

この期間で、体の重だるさは初来院時の６割程度まで減少。
初来院時点では運動する習慣が全くないことから、１日１分でできる体操を、可能な限り毎日実施するよう提案。

週に１回の通院。
体操を仕事の休憩時間に続けているようで、背中のこわばりが初来院時の３割程度まで減っていた。
施術中よく眠るようになり、背中や肩については余り言わず、首周りの痛みを良く訴えるようになった。
特に、首周りや胃のツボへの施術で眠ることが多い。
この辺りから、指圧の割合を４～５割に変えていく。

猫背がほぼ解消され、ストレートネックもあまり見られなくなってきた。
体操をできる限り続けるよう、重ねて依頼する。

体の重だるさは、初来院時の４割弱まで減少。

２週間に１回の通院。
背中のこわばりが２割未満になり、首周りの痛みもほぼ訴えなくなった。
猫背とストレートネックは、ほぼ分からないくらいまで改善。
「心臓病かも」と当初からの不安も、一切口にしなくなった。
今では体操がクセになっているのだとか。良い傾向。

１４回目の施術終了後、重だるさも２割未満になったので、メンテナンス通院を提案、承諾。
現在、１ヶ月に１回の通院を継続中。

若いころから肩こりはあったのですが、知らないうちに収まっていたので大丈夫と思い、今までマッサージとかを受けてきませんでした。
なのに突然、息苦しくなるわ、体のあちこちが痛いわ重いわで大変でした。

ドラッグストアで売ってる痛み止めとか、飲んでも効かなかったのですが、病院に行くのは何となくいやでした。
たまたま、先生のところのチラシを見て行ってみようかな、と思っておうかがいしました。

先生の施術の後の２～３日はすごく調子が良くて、そこからまた調子が悪くなるのを繰り返してました。
けど先生は、

「繰り返して通って、ちゃんとやるべき事をやってれば、良くなります」

って励ましてくださり、私の話もしっかりと聞いて下さいました。
ほんとうにしょうもない話でも、ちゃんと聞いてくれてました。

そしたら、ひと月ほどしたら、調子が悪くならなくなったんです。
痛みとか背中の重いのが、めちゃくちゃ無くなってたのが、とっても驚きでした。
今では、昔がうそのように体が軽くなってます。不安もなくなりました。

先生の言う事を信じて、本当に良かったです。ありがとうございます。
これからも先生を頼りにさせてもらいます。

※個人の感想を掲載しております｡効果を保証するものではありません。
顔のイラストは、イメージです。

ここ数年、リモートワークが増えてきたせいでしょうか、デスクワークを続けたせいで、知らないうちに体調を悪くしている方が当院に多く来られます。
私もデスクワークを続けてきた人間ですので、突然の苦しみに襲われる怖さは非常によく分かります。

当院ではまず、どのような方が来院されても「しっかりとあなたのお話を聞く」ことから始めます。
その上で「今回はどんな施術をすべきか」を考えてから、施術を行ないます。

今回のケースでは、以下の事に留意して施術を進めて参りました。

• まずは、胸の高さから上の重だるさと痛みを楽にする
• 不安が非常に強かったため、この症状を乗り越えられる様、心理面のケアも行なう
• 重だるさと痛みがある程度引いたら、セルフケアを積極的におこなって頂く様お願いする

この方の場合、元から肩こりをお持ちである上、セルフケアをする習慣がなかったので、症状が収まるまでには、どうしても時間が掛かってしまいます。
また、早急な症状改善を目指そうとすると、体が変化に耐えられない可能性が高いです。
そのため、ゆっくり着実に、良い体調が根付くように細心の注意を払って施術を進めて参りました。

そこそこ時間を要しましたが、あきらめず一緒に頑張って頂けて、私もとても嬉しく思います。
これからも、お仕事を頑張れるよう、しっかりサポートさせていただきます！

自律神経失調症でお悩みの方は、自律神経失調症について詳しく書いたページ がございます。
ご参考になさって下さい。