こんにちは、やまうちマッサージ鍼灸院の山内です。
当院のマッサージ・指圧・あんまで改善された方を、具体的な症例とともにご紹介する、症例ブログです。

今回も「坐骨神経痛」の症例です。

●来院された方：Ｔ・Ｎさま　堺市堺区在住・５０代・女性・主婦
●主な症状：坐骨神経痛、首のこり、頭痛、背中の痛み

半年くらい前、自宅で料理を作っていると、右のお尻から足の後ろ側にかけて重苦しい痛みが起こってきた。
それから３週間後、整体に合計１５回通ったが、効果なし。
その後、他の整体にも合計３週間程度通ったが、まったく効果なし。

そこで、大阪市にある総合病院の整形外科でＸ線検査を受けたところ、変形性脊椎症と判断され、腰と足を引っ張る機械を使った処置を３回受けた。

現在、発症当時より少しだけ楽になったが、まだ右のお尻から足の後ろ側にかけて重苦しく痛み、１日中ビリビリしているような感じが残っている。
特に、中腰になったり座ったりすると、ビリビリ感が強くなり、非常に不快になる。

整体はもう行きたくない、でも趣味の料理を痛みなく作れるように戻りたいと思っていた時、以前取り置きした当院のチラシを見つけて電話。
数日悩んだ末、当院へ来院。

初来院時のカウンセリングでお聞きしたお悩みポイントはこちらです。

週に２回のペースで通院。
今、痛みを発している部分を良くすることに注力。
その他、背中も全体的に硬く、徐々にそちらの施術も重点的に行なうことを、施術前に伝えておく。

はり施術を行ないたかったが、ご本人の拒否により断念。
６回目まで、マッサージのみで施術を繰り返す。

お尻と太ももの後ろの「痛むポイント」への施術は、１～３回目は非常に痛がっていたが、４回目以降は痛さの度合いが初めの半分以下に収まった様子。
なお、施術後は、１～６回目のどの段階でも「足がとてもスッキリして気分がラクになる」とご感想をいただく。

毎日が忙しいと熱心にお話しされるが、それでもできれば湯舟だけは１０分以上つかるように提案。
全身を温めることが症状改善に絶対につながるから、と伝えつつ説得を繰り返す。
また、簡単にできる全身の柔軟運動も伝え、可能な限り、毎日１分でも良いから続けてほしいと提案。

６回目の施術終了時点で、坐骨神経痛の部分が、本来の７割と少しまで良くなったとの事。

週に１回の通院。
はり施術を追加する必要があるかも・・・と様子を見ていたが、この方の努力が実を結んでいるようで、以前の様な痛みはほぼ無くなったとの事。
ただ、ビリビリ感は弱まっているとは言え、まだ残っている様子。

この段階で、ようやく施術中に眠ることが増えてきた。
また最近、背中のコリや痛みを少し感じるようになったらしい。
坐骨神経痛が、少しずつ改善している証拠である。

施術前に「足をまっすぐにして上げていく検査」を行なうと、約６５°の高さで痛みを訴えたが、最初よりは全然痛くないとの事。
　
１２回目の施術終了時点で、坐骨神経痛の部分が本来の８割弱程度まで、背中の部分は７割弱位まで良くなったとの事。

１０日に１回の通院。
ビリビリ感はだいぶ弱まっていて、料理もほぼいつも通りにこなせているとの事。
また、最近は右のお尻と足の裏側に、重苦しい痛みとコリが目立ってきている様子。

この回になり、ついに寝返りをした際の痛みが全くなくなった、と喜びの声をいただく。良い傾向。

背中のコリと痛みは、７～１２回目の頃よりも確実に和らいでいる。
施術中は「体中がずっとあったかいまま」と、しきりに感想を述べていた。
初来院のときから入浴してくれているので、それの効果が確実に出ていると推測。

「足をまっすぐにして上げていく検査」では、約７５° まで足が上がり、痛みは全然なくて、足がつっぱるだけとの反応。
初期の症状は、ほぼ解消されたのではと予測がついた。
　
１８回目の施術終了時点で、坐骨神経痛の部分が本来の８割とちょっと、背中の部分は８割弱位まで良くなったとの事。

２週間に１回の通院。
「料理してても全然ビリビリしない」とお喜びの声をいただく。
ただ、坐骨神経痛の再発する可能性があるので、今後も軽くスクワットをするなど、適度に全身をほぐすことを重ねて提案。

施術中に眠る頻度は、７～１２回目の頃よりも増え、眠っている時間も伸びている。
お尻や足、背中にコリはあるが点在している程度。
「最近は、首とか肩もこってきた」らしく、当初の症状で困っている様子は見受けられない。

２２回目の施術終了時点で、坐骨神経痛の部分と背中が、本来の９割弱まで改善。

この回以降、約４週間に１回のペースで、全身のメンテナンス通院に切り替え、通院を継続中。

今でも、体のことで困った時は、山内先生にお願いしています。

初めてお尻がビリビリしたのは、家で漬物を漬けていたときです。
立ったり座ったりしているうちに、気が付いたらずっとビリビリしてました。

何とかしたいって思って、知り合いから教えてもらった整体にいくつか行っても、全然良くなりませんでした。
変形性脊椎症って教えてくれた整形外科で、体を引っ張ってもらっても、あんまりかわりませんでした。

それでも、何とか良くなりたいって色々やってたら、山内先生のチラシを見つけて、ホームページを探して読んでたら、「ここなら大丈夫かも」って思って、通うことに決めました。
初めて会ってすぐに分かったのですが、無理なことは言わない優しい先生です。
他の方にもオススメです！

施術１回では完全には良くならないのは分かっていたので、気長にやるつもりでいたのですが、１回通うごとに不思議とお尻と足がラクになるんです！
こんな事、今までで初めてです！
あと、先生が、

「坐骨神経痛って座りっぱなしだけじゃなくて、立ちっぱなしでもなるんです。
　だから、あいだを見て、体を軽くゆするとかの運動をして下さい」

って言ってくれた通り、たまに軽いジャンプとかして、体をほぐしてます。
あと、先生の言いつけ通り、お風呂に入るのは欠かさずやってます。
夏でも入ってますよ！

おかげさまで今は、お尻と足のビリビリが全然ないです！
これからも安心して、漬物を作れます！

山内先生、ありがとうございました！
これからもよろしくお願いします！

※個人の感想を掲載しております｡効果を保証するものではありません。
顔のイラストは、イメージです。

最近、この方のように、そこそこの年齢の方でも「お風呂に入らず、シャワーだけで済ませる」場合が増えているそうです。
かつての私も、そのような時期はありましたが、体の芯が冷えた感じがして体調を崩すことが多かったことを、今でも思い出します。

この方のお話を時間を掛けて聞いた結果、

改善までの時間は、相当かかります。
そして、あなたのご協力も絶対に必要ですよ。

と説明させていただきました。
この方に「体を温める習慣」が身に付いていないため、施術を行ないつつ、習慣をコツコツと付けていくことが何より大切だからです。

その上で、この方に合った改善方針を決める際、以下の点に気を付けました。

• 右のお尻から下が全体的に硬い上、痛みも起こっているため、軽めのマッサージでじっくりとほぐす
• 通院がある程度進むごとに、お尻と足に痛みがないかチェックし、ご本人に改善していることを実感していただく
• 徐々に現れる背中のコリに対し、全身の施術も併せて進める

この方は、「運動する習慣」と「体を温める習慣」が身についていなかったので、全身の硬さが際立っていました。
また、色々とご多忙のため、胃腸のツボの反応が非常に大きかった点も気になり、心理的ケアも意識して施術を続けました。
ただ、通院の期間中、変形性脊椎症が元となる激しい痛みなどが全く出なかったおかげで、ゆっくりと着実に改善が進んだのは、本当に幸運でした。

今では、この方はほぼ毎日入浴されるようになり、体も暖かく保っておられるようで、嬉しい限りです。
改善までに本当に長引きましたが、施術家冥利に尽きます。

趣味の料理やお漬物を、これからもたくさん作ってくださいね。
体調のサポートは、今後ともやまうちマッサージ鍼灸院にお任せ下さい！

坐骨神経痛でお悩みの方は、坐骨神経痛について詳しく書いたページ がございます。
ご参考になさって下さい。